院長インタビュー interview
「自分が通いたいと思える
歯科医院」をめざして。
小田急線・千歳船橋駅から徒歩1分という通いやすい立地にある大畑歯科医院。2012年11月の開院以来、10年以上にわたり、地域の皆さんのお口の健康を守る「かかりつけ歯科医院」として歩み続けてきました。
診療の中心にあるのは、「自分自身が通いたいと思えるクリニックであること」という大畑洋平院長の揺るがない思いです。
お口の中はご自身では見えにくく、「何をされているのかわからない」と不安になりやすい場所だからこそ、インフォームドコンセントを徹底し、治療前・治療中を通して“ていねいな説明”と“対話”に力を入れています。大型モニターに映し出された口腔内写真やレントゲン・CT画像を一緒に確認しながら、現在の状態や治療の選択肢をわかりやすく共有していく――そんなスタイルが大畑歯科医院の日常です。
患者さんとの信頼関係を築くために欠かせないのは、「話を聞くこと」と「押しつけないこと」。
「患者さんにはいつも笑顔で帰ってほしい」という思いのもと、一人ひとりの背景や不安に耳を傾けながら、セカンドオピニオンやインフォームドチョイス(患者さん自身が治療を選ぶこと)も尊重した診療を行っています。
今回は、大畑洋平院長に
開院への思い・診療スタイル・セカンドオピニオンやインフォームドコンセントへの考え方・患者さんと向き合うときに大切にしていること
についてお話を伺いました。
千歳船橋という場所で
地域のかかりつけ医
として。
- 千歳船橋で開院された理由を教えてください。
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大学院を修了したあと、都内の住宅街やオフィス街の歯科医院で経験を積んできました。将来的には自分のクリニックを持ちたいという気持ちがずっとあり、開業場所を考えたときに、自然と候補に挙がったのが父が診療していた千歳船橋だったんです。
物件を探し始めてほどなく、駅からも父の医院からもほど近い現在の場所と出会いました。 「ここなら、通いやすくて、長く地域に根ざした診療ができる」と感じて、ほとんど迷わず決めましたね。
-
このエリアは住宅も多く、小さなお子さんからご高齢の方まで幅広い世代が暮らしています。
生活の一部として気軽に通える歯科医院でありたいという思いを持ちながら、地域の皆さんの「かかりつけ医」をめざして診療しています。
「自分だったらこうして
ほしい」を基準にした
診療方針
- 大畑先生の診療方針について教えてください。
-
一番大切にしているのは、「自分が患者だったらどうしてほしいか」という視点です。 説明もなくいきなり治療が始まったり、何をされているのかわからないまま椅子の上でじっとしている――そんな状況は、私自身も嫌ですし、患者さんに対しても決してしたくありません。
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ですから当院では、
- 現在のお口の状態
- 治療の選択肢
- それぞれのでメリット・デメリット
を、できるだけわかりやすい言葉で丁寧にお伝えするようにしています。
-
治療は、患者さんが理解して、納得して、同意してはじめてスタートするもの。 これは当院のコンセプトページにも書いているとおりで、開院当初から変わらない考え方ですね。
「見える説明」にこだわる理由
- 説明するときに工夫されていることはありますか?
-
お口の中はご自身では見えにくい部分が多く、言葉だけで説明してもイメージしづらいですよね。そこで当院では、口腔内カメラやデジタルレントゲン、歯科用CTを積極的に活用しています。
診療室には大きなモニターを設置していて、
- 口腔内カメラで撮影した写真
- レントゲン画像やCT画像
などをその場でお見せしながら、状態を一緒に確認していきます。
-
「ここに汚れが残っていますね」「この影が虫歯の部分です」といった具合に、実際の画像を見ながら説明すると、患者さんの理解度やモチベーションが大きく変わります。
クリーニング前後の写真を比較してお見せすると、 「こんなに変わるんですね」と驚かれる方も多いですね。そうした体験が、「またきちんと通おう」「家でのケアもがんばろう」という前向きな気持ちにつながってくれたらうれしいです。
一人ひとりとしっかり
向き合うための
診療スタイル
- 日々の診療で心がけていることを教えてください。
-
当院では、1つの時間枠にお一人の患者さんというスタイルで診療しています。
完全個室の診療室で、途中で他の患者さんのところへ行き来することは基本的にありません。また初診の方には、口腔内のチェックやレントゲン撮影だけでなく、
- 治療歴やこれまでのご経験
- 歯科に対する不安
- お仕事や生活リズム
- 今後どうなっていきたいか
といったお話も含めて、時間を確保してじっくりカウンセリングを行います。
-
歯の治療は、多くが「元には戻せない」処置です。
だからこそ、治療の前にきちんと話し合う時間をとることが何よりも大切だと考えています。
“できるだけ削らない・
抜かない”治療への
こだわり
- 治療そのものについてのこだわりはありますか?
-
歯は一度削ると、二度と元に戻りません。ですので、可能なかぎり「削る量を少なくする」「抜かずに残す」という考え方を基本に置いています。
根の治療(根管治療)や、ドックベストセメントをはじめとしたMI(低侵襲)治療なども、
「どうしたら歯を残せるか」という視点から取り入れているものです。
-
もちろん、すべての歯が残せるわけではありませんし、抜歯がベストな選択になることもあります。 その場合でも、
- なぜ抜く必要があるのか
- 抜いたあとをどう補うのか
- インプラント・ブリッジ・入れ歯などの選択肢
をきちんとお話しし、患者さんに納得していただいたうえで進めます。
患者さんとの
コミュニケーションで
大切にしていること
- 患者さんと接する際に、特に意識していることはありますか?
-
一番は、「きちんと話を聞くこと」ですね。
歯科医院は、どうしても「できれば行きたくない場所」というイメージを持たれがちです。中には、イスに座るだけで強く緊張される方、治療器具の音が苦手な方もいらっしゃいます。そうしたときは、無理に治療を進めるのではなく、
- お口の状態を一緒に確認する
- レントゲンや写真を見ながら説明だけで終える
などをその場でお見せしながら、状態を一という日があっても良いと思っています。緒に確認していきます。
-
「今日はここまでにしましょう」と区切ることも、 結果的には患者さんにとってプラスになることも多いと感じています。
父から受け継いだ
“患者さんが一番”
という姿勢
- 歯科医師を志したきっかけを教えてください。
-
物心ついた頃から身近に「歯科医師」という職業があり、 父が患者さんと接している姿を見て育ちました。
小さい頃、世の中の仕事の中で、具体的にイメージできたのが「医師・歯科医師・弁護士」くらいだった、というのも正直なところですが(笑)、
その中でも、人の役に立てる医療の仕事に惹かれていったのだと思います。
-
父は常に「患者さんが一番」と考える人で、治療の判断も、自分の都合ではなく、「自分だったらどうしてほしいか」を基準にしていました。
今、私が「患者さん本位の診療」を大事にしているのは、そうした父の姿を自然と見てきた影響が大きいですね。
印象に残っている
患者さんとのエピソード
- これまでの診療の中で、印象に残っている出来事はありますか?
-
開業前に勤務していたクリニックを退職する際、こちらからは特に詳しいお知らせをしていなかったにもかかわらず、インターネットで調べて、わざわざ新しいクリニックを探し当てて来てくださった患者さんがいました。そのときは本当にうれしかったですね。
「また先生にお願いしたい」と選んでいただけることは、 歯科医師として何よりの励みになります。
-
また、以前勤めていた医院で、「歯を抜くしかない」と言われて以来、怖くなって通えなくなってしまったという方に出会ったことがあります。その経験から、「無理に治療を押し進めることが、必ずしも患者さんのためになるとは限らない」ということを強く意識するようになりました。
-
歯を抜く・抜かないという判断も含めて、患者さんの心の準備が整っていないのに一方的に進めてしまうと、その後の受診そのものを遠ざけてしまうこともあります。
それ以来、「せめてクリーニングだけでも通える場所でありたい」という気持ちで診療するようになりました。
これから治療を考えている方へメッセージ
- 最後に、これから受診を考えている方へ一言お願いします。
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「痛いところだけ何となく治してくれればいい」と、歯科医院を転々とされている方も少なくありません。
ただ、そうしているうちに、本当は削らなくてもよかった歯まで削ることになってしまう場合もあります。
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歯科医師と患者さんも、結局は「人と人」です。これから通う歯科医院を選ぶときには、
- 話をきちんと聞いてくれるか
- 説明がわかりやすいか
- 自分のペースに合わせてくれるか
といった点も含めて、「この先生なら任せられる」と思えるかどうかを、ぜひ大事にしてほしいと思います。
-
当院も、地域の皆さんにとってそんな存在になれたらうれしいですね。
お口のことで気になることがあれば、小さなことでも遠慮なくご相談ください。 5年後、10年後を見据えたお口の健康づくりを、一緒に考えていきましょう。